
帰ってみると嫁が酔っ払っている。
通勤でストッキングが伝線したんだとか、信号があたる度に赤だとか、
スタバでソイラテ頼んだら普通のミルクだったとか、何度もコピー用紙補充したとか、
上司に嫌味を言われたとか……色々と今日はツイてないと言う。
こんな日は飲むしかないよね~といいつつ、惣菜の中華サラダをつまみにグラスを煽る。
流しにすすいだビールの缶が幾つも並んでいる。
俺も飲もうかなと冷蔵庫を向くと、そうしなぁそうしなぁとうんうん頷く。
野菜室からネギを出して刻む、フライパンを温める、まな板とナイフを洗う、
買ってきたハツとネギを手っ取り早くゴマ油で炒める。嫁の分はしょうがも入れる。
おーつまみが増えたと喜び、帰ってきてから初めて笑顔を見せる。
ふと気付いたように、あぁおかえり言ってなかったねと自嘲する。
もう言ってもらったよと嘘を言い、嫁のグラスを取り上げる。
まだ飲むんだからと不満げな嫁に、冷凍庫に入れておいたカップを渡して
プシッと開けたばかりのビールを注いでやる。
何がそんなに感極まったのか、
微かに聴こえるぐらいにありがとうと呟き、泣き出してしまう。
嫁の背中を撫でながら、頼られるとちょっと嬉しいなと思う金曜の夜。
hsmt:
バイト先の女友達(めちゃ可愛い)と休憩時間が一緒になったときに
俺が見ていたエロ本を覗いて、
「え~ ○○クンってこういの好きなんだ~?」
って言われて突然だったから
「いや、これは……」
なんて誤魔化す俺を彼女は憐れむような目で見て
「あ~ぁ 見損なったよ」
なんて冷たい声で言うわけ。
その態度に俺ちょっと頭にきちゃって
「お前には関係ないだろ!」
って怒鳴っちゃったんだ。
そしたら急にその娘はしゅんとなって
「関係無くなんてないよ……」
とか言うんだよ。
それでいきなり
「わたし、ずっと○○クンのことが好きだったの」
って告白された。
でも怒りのおさまらない俺は読んでいた薔薇族を丸めて
その子を思いっきりひっぱたいてやったよ。